Un Moment Doux(アン モーマン ドゥ)~優しいひととき~

大好きなアニメ・漫画・声優さん(主に小野大輔さん♡)、ハンドメイド作品のことを書いてます。

「横浜狂言堂」を観る

Curtain Call-横浜狂言堂


今日、今年初めての萬斎さんを観て参りました!!

しかし、私は今日大失敗をしました…。

眼鏡を家に忘れると言う最悪な大失敗…( ̄□ ̄;)

気付いたのは、地元の駅。

今から家帰っても時間に遅れるという状況だったので、仕方なく眼鏡なしで行く事しました。

案の定、眼鏡なしでは、ぼやけて顔をハッキリ見ることは出来ず。

今年初めての生萬斎さんだっていうのに…大バカなことをしでかしてしまいました(ノ◇≦。)


今回の番組はこちら↓↓

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◆解説 高野和

◆「泣尼」 僧:野村萬斎、施主:深田博治、尼:月崎晴夫

◆「文荷(ふみにない)」 太郎冠者:高野和憲、次郎冠者:竹山悠樹、主人:岡聡史

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まずは高野さんによる解説。時間は15分程度。

いつもの通りに、今日の狂言2曲についてのストーリー解説+補足説明。

前は色々小道具を持って楽しませてくれたこともありましたが、今回はずっとメモ等を見ながらしゃべりっぱなし。

(口が渇いてきたとか言ってましたけど)

「泣尼」は、45分ぐらいある曲なんですが、大曲だそうです。(つうか、知らんかった)

大曲で有名なのは、「釣狐」でこれは1時間ぐらいある演目。

時間が長い=大曲ではないと思うのですが、確かに時間が長いのは結構大曲かも。

そんな大曲を、2000円というリーズナブルな金額で見せちゃうという太っ腹さ。

ある意味スゴイ。


で、「泣尼」は以前にも観た事がありますが、「文荷」は初めて。

施主から説法を頼まれた僧が、自分の話の引き立て役として尼を雇います。この尼、よく勧告とかのお葬式で泣き崩れる役者じゃないけど、盛り上げる的な人いますよね。そんな人です。

しかし、この僧はそれなりに真面目(狂言にしては珍しく)だけど、実は説法は苦手。

施主から頼まれた時に、最初は断るんですが、お布施をいっぱいあげるからっていう誘惑に負けて引き受けちゃう。

引き受けた以上は説法をしなくてはならないので、泣尼を雇うわけですが、いざ説法が始まると、最初はしっかりと聞いているけど、ついうとうと寝てしまう…zzzz

それを見て、僧は咳払いやら扇を叩いたりして起こすけど、その瞬間は起きるんですけどね、最後はもう横になって寝ちゃいます(笑)

実は私も、この「泣尼」の最中あまりの心地よさにうとうと…zzzz

席が席だけに、おそらく萬斎さんたちには丸見えだったでしょうが。

萬斎さんが、扇を叩いたり、咳払いをするたびに私も尼と一緒に目を覚ますとういう、尼と同じ動きをしていました(笑)

どうやら、私と同じ状況になっていた人は私以外にもいたようで。

会場に泣尼がいっぱいいた状態になってたんでしょうね(苦笑)


続いての「文荷」

岡さんの主人役は初見だと思うのですが、背も高く、声も通るし、これから先狂言師としての成長が楽しみな一人。

やっぱり、ちょっと台詞に硬さもあり、笑いの型にも不慣れなのか違和感がありましたが、これから先色々進歩されるでしょう(←上から目線で失礼)

この「文荷」、千満(せんみつ)という少人(稚児)→まぁ~いわゆる美少年です。

彼から誘いの手紙を受けとった主人がその返事を太郎冠者&次郎冠者に届けるように言いつける。

が、二人は「奥方に叱られる」「家を知らない」と言って断るけど、主人から脅され仕方なく届けに行く事に。

あれやこれや文句を言いつつ、お互いに手紙を押し付け合いながら運びますが、二人は手紙を竹竿に結び、荷って運ぶ事を思いつき、謡ながら運んで行くうちに、太郎冠者が中を見ようと言いだす。

で、「止めた方がいいよ」となって、見ない事にする…なんて事は狂言にはございません。

お約束通り、二人は手紙を開いて見ちゃいます。

で、二人で手紙を取り合って読んでいくうちに、手紙が真っ二つに切れてしまう。これも狂言のお約束(苦笑)

どうしたもんかな~なんて思っているうちに様子を見に来た主人が登場。

(だったら、最初から主人が直接届ければいいじゃん!なんて事も思っちゃいますけど・笑)

真っ二つに切れた手紙を見て、主人は激怒(当たり前)

しかし、ここで負けない太郎冠者&次郎冠者!!

真っ二つに切れた手紙を綺麗にたたみなおして「返事です」って言っちゃう!しかも二人とも!!

ま、主人は許すことなく最後まで怒って終わりますが、こんな事をしてもとっさに「返事です」って言ってしまう、ある意味で精神力の強い太郎冠者&次郎冠者。

こういうのを見ると、今でもあり得そうというか、言い訳して逃れるなんてことは今でも日常茶飯事あるわけで、やっぱり狂言って現代にも通じるところはあるもんだな~と思いました。