Un Moment Doux(アン モーマン ドゥ)~優しいひととき~

大好きなアニメ・漫画・声優さん(主に小野大輔さん♡)、ハンドメイド作品のことを書いてます。

「90ミニッツ」を観る

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「90ミニッツ」を観てきました!!

昨年は、三谷幸喜生誕50周年ということで新作舞台4本発表しましたが、「90ミニッツ」が4本目。

「ろくでなし啄木」→「国民の映画」→「ベッジ・パードン」→「90ミニッツ」と全制覇!!

で、この90ミニッツですが、最初に「これは実際の事件を元に描かれてますが、誹謗中傷ではないです」的な字幕が流れました。

元々、医者と患者の父親の話だとは知っていたので、その字幕を見た途端、「あ~、これは”エホバの証人の輸血拒否事件”が元になっているのか」と分かってしまいました。


舞台は、医者を演じる西村雅彦と近藤芳正演じる父親だけが登場。

父親の子供が交通事故に遭い、今すぐにでも手術をしなければならないが、父親が住む地域は肉は食べず(でも牛乳は飲むらしい)輸血は拒否の姿勢のため、手術(輸血)の承諾書にサインをしない。

その父親を説得する医者。

父親は妻に電話して相談するけど、妻は輸血の合併症のこととか詳しく知っていて断固拒否。そして輸血をしてしまえば、子供は傷つき周囲から差別を受けると世間体を気にする。

医者はあの手、この手で父親を説得するけど、心の隅には自分が教授になること、裁判沙汰を避けたいことで必死。

観ていて、笑える部分もあり、結構賛否両論がある芝居ではありましたが、個人的にはそこまで嫌いではなかったですが、だからと言って絶賛出来るものでもない…なーんか、ちょっと微妙な感じでした。

西村さん・近藤さんの演技はホントに安心して見ていられるので2人の熱演はかいます。

しかし、内容が結局堂々巡りで、ラストは父親から承諾書のサインをもらわずに、手術を行うことになり、「子供は助かった、良かった良かった」的な雰囲気を醸し出していましたが。

でも、何か後味が悪い。

きっと、「命」という大きなものを題材にしているくせに、自分の主張ばかりを強調する医者と父親、子供の「命」を二の次にしてしまっている状態のストーリーが、私にはちょっと後味悪くさせてしまったのかな・・・と思いました。

だけど、観て損はなし。
ある意味観て良かったと思ってます。