Un Moment Doux(アン モーマン ドゥ)~優しいひととき~

大好きなアニメ・漫画・声優さん(主に小野大輔さん♡)、ハンドメイド作品のことを書いてます。

「狂言劇場 その七」Bプロを観る

狂言劇場 その七」Bプロを観に行って参りました。


さて、今回のBプロは「語」がテーマ。

萬斎さん&石田さんによる「柑子」

万作さんの「奈須与市語」

そして、Bプロのメインである「悟浄出世


14時開演(20分休憩あり)16時20分に終了予定という、意外と長いプログラムでした。


まず、「柑子」ですが、主人から預かっていた珍しい柑子(みかんの一種)を食べてしまい、それを持ってくるように催促され、あれやこれやと言いわけをする太郎冠者が見ものな狂言です。

3つのうち、1つ目は転がり落ちて、門の外へ出ようとしたので諫めて食べてしまい、2つ目は刀の鍔でつぶれてしまったから食べてしまった。3つ目はというと、だんだん調子に乗って「平家物語」の俊寛僧都(しゅんかんそうず)の話まで持ち出して壮大な物語にして言いわけをする太郎冠者。

柑子に対して止まれと人間のように扱ってみたり、太郎冠者のあの手この手の言い訳には、ある意味才能があるな…と思ってしまった狂言でした。

しかし、あんなに柑子を美味しそうに食べる萬斎さん…。

果物嫌いな私でもちょっと食べたくなってしまいました(笑)


続いては、万作さんの「奈須与市語」

この演目自体は万作さん以外では、何度か拝見していますが、万作さんでは初めて。

これは能「八島」の間狂言の特殊演出で、源氏方の奈須与市宗高が扇の的を射た「平家物語」八島合戦の有名な話を狂言師1人で語るものです。

激しい動き自体はあまりないですが、状況描写を交えながら、与市・義経・実基の人物を演じ分け、射るところでは迫力があり、万作さんの語の芸の極みを見たような気がしました。

ずっと語続けているので、ちょっとした間の時は息切れしていましたが、語は息切れすることもかむことも当然なく、「語」の最高峰の芸だなとつくづく実感しました。


ここで、休憩20分。

この間、、、私は爆睡。

そして、「悟浄出世」が始まっても眠気は取れず、、、途中瞼が落ちていたこともあった「悟浄出世」となってしまいました。

ただ、結構な長さだったので、これは「狂言劇場」のプログラムに入れるより、別として1つの公演としてやって欲しかったな~と思いました。(多分、90分ぐらい!?)

出演は、萬斎さん・石田さん・深田さん・高野さん・月崎さん・佐藤友彦さん・野村又三郎さん、音楽は田中傳次郎さん・藤原道山さん。

これは「西遊記」を素材に、何事にも疑問をもつ沙悟浄は、教えを乞おうと水底に住む妖怪や賢者を訪ねる旅に出る。そこで、いろんな哲学に触れたり、座禅を組んだまま50日に一度しか目を覚まさない賢者に辛抱強く教えを乞ったり、一方で妖怪に食われそうになったりとする、沙悟浄の旅のお話です。

途中、眠ってしまったので何と感想を言うべきかは難しいのですが、、、以前同じ原作者の中島敦の舞台を萬斎さんはやられていたので、どうしてもそちらと比べてしまいます。

ぶっちゃけ、前回の「敦」の方が面白かったし、何故「語」がメインのプログラムでこれをチョイスしたのか…。

(パンフレットに書いてあるのかな~?・まだ読んでない・苦笑)

逆に演じるとう所作をはずして、全員椅子に座り語るというリーディング形式でも面白かったんじゃないかと思いました。

確かに途中、途中面白いところはあったのですが、最後は「だから何??」っていう感じは否めなかったのは残念。

ただ、田中傳次郎さん・藤原道山さんの音楽は素晴らしかった!!!!!

やっぱり、日本ならではの音楽っていいわ~♪